脳を効率的に使う

脳は1つのことを集中的に行った方が効率が良く、負担も少ないことが、はっきりとわかってきました。

ですから、たとえば、携帯でメールをしながら授業を聞いたり、考えごとをしながら仕事したり、テレビを見ながら勉強することは全くおすすめできません。

脳はコンピュータではありません。
並列処理とかマルチタスクのようなことには向いていない
ようです。
欧米の大学で行われた多くの実験が、脳はマルチタスクに向かないことを証明しています。

computerchips

ながら勉強=マルチタスクの危険性

1.マルチタスクでIQは10ポイント低下する

ロンドン大学キングスカレッジのウィルソン博士の実験では、80人の被験者に対してモニターしたところ、他のタスクをしながらですと、平均10ポイントもIQが下がりました。
マリファナを吸いながらのテストでは4ポイントしか下がりませんので、その倍以上低下することがわかりました。

2.マルチタスクで脳ストレスは3倍以上になる

マルチタスクをしている脳をMRIで見ると3倍以上の負荷がかかっているそうです。
豪州マクォーリー大学のイワン博士は、マルチタスクをしている脳は度重なる中断のために勉強や仕事の満足感が得られにくいこと、続けると長期間のストレスとなって健康に害を及ぼす危険があることを指摘しています。

3.マルチタスクで短期記憶にも障害が出る

ミシガン大学のデビッド・メイヤー博士や心理学者のジョン・アーデン博士ほか多くの研究者が、マルチタスクによって集中力が欠如すること、短期記憶に障害が出ることを主張しています。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校の実験では、電子メールによる中断が勉強のストレスを増すこと、ストレスホルモンの増加が短期記憶を低下させることがわかったそうです。

このように勉強するときは勉強に集中した方が、記憶の効率も良く、疲れも少なくて済みます。
ながら勉強のクセがついている人は、とりあえず1週間だけ、シングルタスクにトライしてみましょう。
はじめは落ち着かないかもしれませんが、効率が上がって勉強(仕事)が楽しくなるのがわかるはずです。