断続的な断食で記憶力を高める

誰でも食べ過ぎると頭が働くなることを経験していると思います。
少しくらい空腹の方が頭は冴えるものです。

これをもっと進化させた説が一昨年くらいから話題になっているので紹介します。

米国国立老化研究所・脳科学ラボのマーク・マットソン博士らの研究で、1日のうちで食べない時間をつくること=断続的な断食(やり方は後で説明します)が記憶力アップにつながることがわかったとのことです。

食卓

断続的な断食が記憶を強化する理由

マットソン博士は、次のように言っています。

「断続的な断食は、BDNF(脳由来神経栄養因子)と呼ばれるタンパク質の1種を、脳の部位によって異なるが、50%~400%増やす。

BDNF(脳由来神経栄養因子)が増えると、新しいニューロンの形成、シナプスの発達、脳内の情報伝達が促進される。
逆に、BDNFのレベルが下がると、認知症やアルツハイマー、加齢による記憶力の低下、パーキンソン病などにつながる。

加えて、10時間から16時間食べないと血液中にケネトンという脂肪酸が放出される。
ケネトンも記憶や学習機能に関与していることがわかっている」

断続的な断食のその他の効果

断食の効果はいくつもあります。代表的なのはが、次の7つです。

  • 摂取カロリーを減らしてダイエットになる
  • 心臓病のリスクが減る
  • 運動神経(motor skill)が良くなる
  • パーキンソン病のリスクが減る
  • 血糖値や血液中の脂肪の値が正常になる
  • HGH(ヒト成長ホルモン)が23から30倍増加する
  • 老化やガンの原因になる活性酸素を減らす

要するに、いつまでも若く健康であるために断続的な断食が効果的だということです。

断続的な断食のやり方

断続的な断食の方法については、紹介している書籍やサイトによって違いがあって、どれが良いという決まりはないと思われます。

毎日12から16時間食べない時間をつくるという基本を守って、自分のライフスタイルに合わせて行えば良いと思います。

断続的な断食法 1

毎日夕食から朝食まで12時間以上空ける。
12時間は、完全に消化する4時間と肝臓のデトックスサイクルが終了する8時間を足したものなので必ず守ること。
さらに毎週1回、24時間食べない日をつくる。

断続的な断食法 2

朝食を食べない方法です。
日本の石原結實先生の本「朝食を抜くと健康になる」によく似ています。

食事をするのは、午前11時から午後7時までとします。(window8 と言うそうです)
つまり毎日16時間食べない時間帯をつくることになります。

加えて、こちらも2週間に1回くらい、24時間食べない日をつくると良いです。

いずれの方法も食べない時間帯は、水分はきちんと補給します。ハーブティーや発酵飲料などデトックス効果があるものがおすすめです。他には、水にレモンやリンゴ酢を加えたものでもOKです。

1日12時間とか16時間食べないと言うのは、なんだか苦行のようですが、一度身体が慣れるとかえって快適だそうです。

以上、アメリカの学説や本からの紹介でしたが、日本でも石原結實先生や南雲吉則先生の本を読んで、これに近い(もっとハードな)食事法をとっている人も少なくないようですね。
あなたもいかが?

なお、実行される際には事前に医師とご相談ください。とくに糖尿病の方は行わないようにしてください。

参考図書

【参考記事】
記憶力アップのための生活7か条1
記憶力アップのための生活7か条2
24.記憶力を高める食べ物